給水所まで何度もポリタンクを運ぶのは正直しんどい。そんな「体力に自信がない人」「一人暮らしや高齢者と暮らす家庭」に向けて、実際に購入・検証した浄水器3製品を比較しながら紹介します。

重くてお水を運べないワン…。給水所から十分なお水を持って帰れないワン。

ワンちゃんには難しいね。

私達も少しは運べるけど、たくさん運ぶのは無理だわ。

こうなったら、お風呂や溜め水で「飲み水」を作るしかない!
災害時、給水車や給水所からの水運びは想像以上に重労働です。この記事では、力を使わず安全な飲み水を確保できる浄水器を、実際に購入・使用した上で比較紹介します。
また、被災時にお水関係に困らないよう、こちらの記事も参考になさってください。
▶️【災害時】飲み水を「作る」方法4選
▶️WATAB(ウォータブ)浄水タブレットを実際に使ってみた
▶️アクアリピュアで作った水は飲める?風呂水で実験+菌培養レビュー
結論:まずは早見表で選ぶ
| 製品名 | タイプ | 浄水能力 | 重量 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| KATADYN グラヴィティ ビーフリー 3.0L | 重力ろ過 | 約1,000L | 192g | 体力に自信がない人・ほったらかし派 |
| KATADYN ビーフリー 0.5L | 携帯型 | 約1,000L | 72g | アウトドアにも使いたい人・一人暮らし |
| mizu-Q PLUS(日本製) | ペットボトル装着型 | 約350L | 軽量 | 日本語サポート重視・コスパ重視 |

迷ったら、「とにかく楽さ重視」ならグラヴィティビーフリー3.0L、「とりあえず1つ試したい」ならmizu-Q PLUSから検討するのがおすすめです。
1. KATADYN(カタダイン)グラヴィティ ビーフリー 3.0L|吊るすだけで自動ろ過
*商品に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。
*防災用品は長く使うものが多いため、掲載商品は信頼性を重視して選定しています(公式サイトや実店舗のあるお店を中心にご紹介しています)。
スペック
- 浄水能力:約1,000L(水質による)
- 除去率:微生物99.9%、バクテリア99.999%
- 重量:わずか192g

たった3Lしか浄水できないのワン?

違うよ、それは「容量」。
一度に作れる量が3Lで、本体が浄水できるトータル量は約1,000L分なの。
重力で濾過するから体力を使わない
バッグに水を入れて高い場所に吊るすだけで、重力の力で自動的にろ過が進みます。バッグを押しつぶす必要がないので、腕力や握力にほとんど頼らずに飲み水が作れるのが最大の特徴です。

これなら吊るすだけでお水が作れるね。

本当に楽!助かるわ。
KATADYNはどんなブランド?
1928年創業のスイスの浄水器専門ブランドです。軍隊や公的機関にも採用実績があり、世界的に信頼性の高いブランドとして知られています。

公的機関で使われてるなら信用できるワン。
セット方法【実際に購入して試しました】


正直、説明書が外国製らしくざっくりしていて、最初は少し戸惑いました。
同じように迷う方の参考になれば嬉しいです。
①水を入れる
赤矢印部分から水を入れます。

②吊るす (完成形)
吊るして使用します。

【チューブを本体に接続する方法】
付属の白コネクタをチューブにグイッとはめ込んだ後、緑の矢印方向に「チューブを差しこんだ白コネクタ」をジョイントさせます。
強く差し込むと「カチッ」と音がしてはまります。このとき水色の爪(緑の丸を付けたパーツ)が外側に少しスライドします。

【水を止める方法】
ろ過途中に水を止める際は、チューブに差し込んでおいた黒い部品を、緑の矢印部分を押すとチューブが徐々に狭まって水が止まります。

2. KATADYN ビーフリー 0.5L|まずは手軽に試せる携帯浄水器
*商品に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。
*防災用品は長く使うものが多いため、掲載商品は信頼性を重視して選定しています(公式サイトや実店舗のあるお店を中心にご紹介しています)。
スペック
- 浄水能力:約1,000L(約1,700回分)
- 除去率:微生物99.9%、バクテリア99.999%
- 重量:わずか72g

でも濾過水ってチョロチョロしか出ないんじゃないのワン?

実際のろ過スピードは思っていたより速いよ。参考になる動画があるので、気になる方はSTRIDE LAB様のYouTube動画もチェックしてみてください。
メリット・注意点
- スペアカートリッジで繰り返し使用でき、買い替えコストを抑えられる
- 安心のブランド力
- 小さいボディでたくさんの飲料水が作れる
- 一度に大量の水を作るのには不向き(防災用というより携行用向き)
- 外国製のため説明書は簡素の可能性

カートリッジが見つからなければスター商事様から購入できるワン*。
*ブログ掲載当時の情報です。

ビーフリー0.5Lは濾過できる水量は多いけど、タンクに貯めるのは少し手間がかかりそうね。

そうだね。労力重視ならグラヴィティビーフリー3.0L、アウトドアにも併用したいなら0.5Lがちょうどいいバランスかな。一人暮らしの方や、これから防災用品を揃え始める方の最初の1台にも向いています。
3. mizu-Q PLUS|日本製・コスパ重視の選択肢
*商品に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。
*防災用品は長く使うものが多いため、掲載商品は信頼性を重視して選定しています(公式サイトや実店舗のあるお店を中心にご紹介しています)。
スペック
- 浄水能力:約350L(お風呂約2杯分)
- 使用条件:水道水または魚が生息している水(海水不可)
- 保管目安:常温で夏季1〜2日/冬季3〜4日(できれば冷蔵保存)
- 除去対象:大腸菌、赤痢菌、サルモネラ菌、ブドウ球菌、コレラ菌、エキノコックス、マイコプラズマなど
メリット・注意点
- 日本製で公式サイトもわかりやすく、問い合わせしやすい安心感がある
- 市販のペットボトルに直接装着でき、専用容器が不要
- 交換用カートリッジも購入可能
- 常温保管できる期間が短いため、断水が長引きそうな場合は計画的な作り置きが必要

濾過スピードも優秀です。公式ホームページの動画もわかりやすいのであわせてチェックしてみてください。
実際に使ってみました
ペットボトルに装着するとこんな見た目になります。


コップに汲んだお水にmizu-Q PLUSをストローのように入れて、直接飲むこともできるんだクーン。


ちゃんと水を通したところ見せてほしいワン。

…もったいなくて、使いたくない。
*公式ホームページの動画を見てね。

あるじ、超ケチだったわ。
まとめ|どれを選べばいい?

mizu-QもKATADYNビーフリー0.5Lも軽くて扱いやすいので、これから備えを始めたい方にぴったりです。
KATADYNグラヴィティビーフリーは、何といっても「ほったらかしでろ過してくれる」のが最大の魅力。体力に自信がない方には特におすすめです。

あとは濾過した水をタンクに貯めておけば安心だワンね!

実はそこに落とし穴があって…時間が経つと、濾過した水にもまた細菌が増えてしまうんだよね。

えー!せっかく作った綺麗なお水、長く保存できないのキューーン!?
次回は「濾過した水をどう保存すべきか」「少し時間が経った保存水を安全に飲む方法」について解説します。意外と簡単な解決法もあるので、お楽しみに。

やれやれ、この歳になっても日々勉強が必要だねぇ。
よくある質問
Q. 浄水器だけあれば給水所に並ばなくていい?
A. いいえ。浄水器は「水源(お風呂の溜め水や河川水など)から飲み水を作る」ための道具で、水源そのものが必要です。給水所での水確保と併用するのがおすすめです。
Q. 海水も浄水できる?
A. 今回紹介した3製品はいずれも海水には対応していません。淡水(水道水・河川水など)専用です。
使用の際は説明書をよくお読みください。
Q. 1家庭にいくつ必要?
A. 家族の人数や避難スタイルによりますが、自宅用の据え置き(グラヴィティタイプ)と、持ち出し用の携帯タイプを1つずつ備えると安心です。
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